~廣瀬先生 NTT関東病院へ出向~

当科で活躍中だった廣瀬彩名先生が、10月よりNTT関東病院に出向することになりました。

その後も他院で研鑽の日々を続けるご予定ということで、しばしのお別れです。

去る9/28、壮行会を行いました。

 

今までの日々を振り返り、感極まる場面も…

 


サプライズで黒川教授より花束贈呈!
 
最後に医局員とパチリ。
 

廣瀬先生にはハイリスク症例の麻酔や総監督など、責任ある仕事をたくさん担当して頂きました。

男性陣(医局長はじめ)が気が付かない部分もたくさんフォローして頂き、本当にありがとうございました。

益々のご活躍を祈っています!

Advanced PTEeXAM受験記

Advanced PTEeXAM受験記
 
こんにちは、後期研修医Oです
7月にAdvanced PTEeXAMを受験したので報告いたします。
Advanced PTEeXAMはアメリカ版JB-POTと思ってください。経食道心エコーについてのCBTで、半日かけて行われます。昨年JB-POT取得し、その勢いで受験しました。
昨年度は50%くらいしか取れず惨敗、今回は専門医試験・学会発表と並行して取り組んだのがよかったのか、合格することができました。
 
昨年の敗因
  1. そもそも知識不足
  2. 英語の読解力
  3. 手薄になっていた原理
この3点を改善するように勉強しました。
 
参考書・問題集は
  • Perioperative Transesophageal Echocardiography Self-Assessment and Review
最初に取り組んだ一冊。日本語版を片手にやりました。
  • 周術期経食道心エコー 連問式症例問題集(日本語版だけど英語もみれた)
上記と並行して取り組んだ。取り組みやすかった。
  • A Practical Approach to Transesophageal Echocardiography(巻末問題中心)
  • 問×22章ありなかなかの手応え。苦しかった、、、
  • Transesophageal Echocardiography(原理の問題のみ解いた)
先輩が勧めていたが、膨大な量で読む時間なく。原理の問題のみ解いた。
 
前回、原理は40%程度の得点率でしたが、今回は8割以上取れていたので、上記をやれば大丈夫だと思います。その他の知識はJB-POTで一通りついていたので、本を読むより問題を繰り返しやりました。英語も繰り返し読むことで、加速度的にできるようになる時が来るので、諦めずに継続することが大切だと思いました。
 
当院には多くの取得者がおり、相談もすぐ乗っていただける環境にあるので、気負わず受験することができました。
 
千里の道も一歩から、ローマは1日にしてならず。を合言葉にこれからも励んでいきたいと思います。
 

9/17(土)18(日) JSCVA

2022.9.17,18 心臓血管麻酔学会@京都

当科は学会インストラクターが多く在籍しており、TCATの先生方が各種講義とウェットラボを御担当されました。

6演題の発表があり、指導/発表の先生方おつかれさまでした。

豚の心臓Wet lab., 人工心肺ワークショップ, 神経ブロックのワークショップには多くの医局員が参加しました。
 

~小嶋先生 埼玉医科大学へ国内留学~

当科の中心人物としてバリバリ仕事をしてくれた小嶋宏幸先生が、このたび産科麻酔の研修のため、埼玉医科大学へ旅立ちます。

去る 7/31、小嶋先生をケーキで送り出しました。

1年間、頑張ってください!

成長した姿を楽しみにしています!!

7/2(土)TRAT区域麻酔勉強会

7/2(土) にTRAT(区域麻酔チーム)による医局員を対象とした神経ブロック講習会が開催されました。

実臨床とJ-RACEに必要なTIPSがぎっしり詰まった一日講義でした。

また、EDRA diplomate の先生による特別講義は、学会の講習のようでした。

6/11(土)TCAT心臓勉強会

6/11(土)にTCAT(心臓麻酔チーム)による医局員を対象とした心臓勉強会が開催されました。

TEEに必要な心臓周囲の臨床解剖が、TEEや麻酔管理とどう関連するかについて一日みっちり講義頂きました。

これから心臓麻酔やJB-POTに挑戦する専攻医の先生には、とても為になる内容でした。

レクチャーして下さった先生方、ありがとうございました。

区域麻酔学会、J-RACE 報告です♪

4月に沖縄で区域麻酔学会が開催されました。

当科から、インストラクター2名(笹川、中澤)、発表者4名(神谷/中澤、及川/中澤、黒田/中澤、上田/桑原)、そして多くのJ-RACE受験者が参加しました。

皆様おつかれさまでした。
ハンズオンワークショップ、JRACE直前講習は大盛況だったようです。

今回も、区域麻酔チームの中澤・津久井(EDRA認定)、神谷・森脇(J-RACE認定)で知恵を振り絞って予想問題を作成しました。

模試5回(計250問)と解説勉強会を5回、さらに聖路加国際病院とのZOOM合同勉強会を3回行いました。

2021 J-RACEの後期研修医11名の全員合格に続き、2022 J-RACEも全員合格を目指して、一丸となって頑張りました。

2022年度の就任&新入局の報告です。

2022年度の就任&新入局の報告です。

野村実先生が特任教授に御就任されました。

黒川智先生が教授に御就任されました。

笹川智貴先生が准教授に御就任されました。
(スタッフページ参照)

こちらのブログを御供覧の皆様は御存知でしょうが、心臓麻酔、区域麻酔の第一人者の先生方です。

学会などのレクチャー内容を、いつでも気軽に手術室で御指導頂けます。

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関連施設で初期研修・後期研修されていた先生が新入局されました。

加藤麟太郎先生

江川朋子先生

渡邉真理子先生

入局おめでとうございます!

重症例が多く、各種移植手術や心臓症例も豊富にあるので後期研修のトレーニングにはうってつけです。


さらに当科では医局を挙げて、JB-POT、J-RACEの取得をサポートしております。

これらの元となった Advanced PTEeXAM、European Diploma in Regional Anaesthesia & Acute Pain Management (EDRA) 取得者も国内最多です。

また、ペインクリニックで有名なNTT東日本関東病院や、小児麻酔・産科麻酔で有名な成育医療センターへの出向もできます。

一緒に臨床のプロを目指しましょう。

桜…咲く?

今年も日本麻酔科学会による麻酔科専門医試験が行われました。
今年は移行期のため専攻医4年目と5年目に受験資格がありましたので当院からも多くの専攻医が受験しました。
筆記試験、実技試験、口頭試問の3つをすべてに合格しなければならず全科の中でも合格率の低い試験といわれています。

コロナ対策のため実技試験が免除されましたが、他の2つは例年通りタフな試験となったようです。

当院の受験生も各自一生懸命勉強していましたが、それに加えて専門医試験対策講義や口頭試問模擬試験も取り入れて全員合格を目指しました。

2週間にわけて行われ、1週目に筆記試験、2週目に口頭試問(と本来なら実技試験)が行われます。
そして1週間もしないうちに合格発表のためゆっくり肩の荷を下ろす時間もありません。
今年の受験結果はどうだったでしょうか。


なんと、全員合格!おめでとう!!

みなさん頑張りましたね。( ノД`)シクシク…
今後は後輩たちの指導をよろしくおねがいします。





 

当院で人工心肺セミナーが開催されました



こんにちは、専攻医Kです。

女子医大麻酔科では、今年度ハンズオンセミナーを3回行っています。
第1回 DAM講習会
第2回 神経ブロックのための解剖セミナー
に引き続き第3回となる今回は人工心肺ハンズオンセミナーが開催されたので内容を少しご紹介します。
 
本セミナーは人工心肺や心臓麻酔に関する講義と、実際に人工心肺を操作するハンズオンで構成されました。
 
講義編では心臓麻酔チーム(TCAT)の先生方が循環生理、体外循環のためのTEE、血液凝固について解説してくださりました。
また臨床工学士の加藤さんが人工心肺について、その具体的な構成、背景となる物理法則、体外循環の目標、自己血回収装置などについて合計3時間にわたり講義してくださりました。
(TCATの山本先生と加藤さんは朝まで解離をやっていたらしく、本当にお疲れ様でした😢)
 
ハンズオン編では、シミュレーターを用いて、実際の心臓手術の流れに即して人工心肺を体験することができました。
 
  • ポンプに乗るまで
実際に送血管を触るとAortaの拍動を触れることができました。この拍動が触れなければ送血管の先あたりを考慮する必要があります。人工肺前後の圧を確認し、遠心ポンプから血液が逆流してこないことを確認し送血スタートです。
脱血管を徐々に開いていき、リザーバーを見ながら遠心ポンプの回転数を上昇させてtotal flowを目指していきます。この時リザーバー内の血液が無くならないように送脱血を調整するのが非常に難しかったです。(例えばリザーバーに1Lの血液が残っていたとしても、脱血不良で4L/minで送血し続ければ15秒で空になります。)この間、実際にはモニターや術野も見なければならない、送血管・脱血管のトラブルに対処しなければならないのですから、いかに難しいことをしているのかわかりました。
 
  • ポンプからの離脱
脱血管を徐々に閉めていき、それに合わせて遠心ポンプの回転数も減らしていきます。リザーバーの量にばかり目が行ってしまい、肝心のモニター(CVP, PAP, ABPなど)は全然見ておらず、送脱血を減らしてきった頃に初めてモニターに気づくありさまでした。実際の心臓手術では様々な要因でweaningが上手くいかないので、難しい判断・操作を瞬時に行っているのだなと驚嘆しました。
 
僕たちが体験した人工心肺の操作はこれだけでしたが、実際にはMEさんたちはより複雑な操作をいとも簡単にやっていることがわかりました。
 
また日常の診療で生じる様々な疑問を投げることができ、貴重な時間を過ごすことができました。MEさんたちがどのようなことを考えているのか、麻酔科に何が求められているのかがわかり、大変勉強になりました。
 
女子医大麻酔科では今後、経食道心エコーや心臓wet laboのハンズオンを予定しています。このようなセミナーに院内で気軽に参加できることをとてもありがたく感じております。
 
最後になりましたが、このような貴重なセミナーを開催してくださった、長坂教授、野村教授、黒川准教授、臨床工学士加藤さん、吉本さん、TCATの先生方に感謝いたします。ありがとうございました。