医局員日記

脊髄幹ブロックハンズオンセミナー

先週の土曜日は、待望の、笹川先生による脊髄幹ブロックのハンズオンセミナーが開催されました。
女子医大のシュミレーションセンターを利用し、ビーブラウン社の皆様のご協力があって、満を辞して開催に至りました。

今回のハンズオンセミナーでは、麻酔科医のみならず学生さんも参加なさいました。
笹川先生から、硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔の講義があったのち、模型を利用した脊髄幹麻酔のトレーニングと、最新のエコー装置を用いたハンズオンセミナーが開催されました。

模型では実際にお人形に針を刺して、硬膜外麻酔もしくは脊髄くも膜下麻酔のトレーニングができます。

私が麻酔科の後期研修医となったばかりの頃、脊髄幹麻酔に不慣れで、患者さんに本番の針を刺す前にどうか練習できないものかと思っていましたが、こんなお人形があったことを知って驚きました。

針を刺した後は、くも膜下腔の模型を取り外し、どのあたりにどのように針が刺さったか、硬膜外カテーテルを入れた場合にはどんなふうに走行しているか確認することができます。

ハンズオンセミナーでは、実際のモデルさんの身体に最新の専用のエコー装置を当て使い方を学びます。
普段から使用している超音波装置も当てることができ、笹川先生の分かりやすい解説付きで、超音波画像ではどのように脊髄が見えるのか学ぶことができました。

笹川先生とビーブラウンの方々、シュミレーションセンターをご用意してくださった方、大変貴重な機会を提供くださってありがとうございました!