医局員日記

医学シュミレーション教育 in English

グランドラウンド

先週の金曜日の朝は、いつもと違う朝でした。
というのも、米国ハワイ大学のシュミレーション学SimTiki所長でいらっしゃるBen教授とJannet准教授が、女子医大にいらっしゃったからです。
現在同大学に留学中で、3月から女子医大に赴任される衛藤先生もいらっしゃってくださいました。
お三方を出迎えるように、晴れやかな朝でした。

ぎりぎり到着になってしまった私は、シュミレーションセンターに行く手前の道路で御三方に挨拶することとなってしまいましたが、拙い英語の私にも快くお話しくださって、in Englishということで感じていた不安感が減りました。

さて、到着したシュミレーションセンターでは、精密なお人形が用意されていました。
両側の橈骨動脈と大腿動脈は脈拍に応じて拍動しますし、聴診器を当てれば呼吸音と心拍動を感じることができます。
それらのバイタルに応じてモニターが表示されており、シュミレーションの経過に応じて、お人形のバイタルも変化していくという様子です。

Jannet先生の講義を受けた後、6人の参加者で敗血症患者の急性期対応に関するシナリオを行いました。
Ben先生のアシストと参加者の協力により、患者さん(お人形さん)はショックバイタルを離脱して、ある程度安定したバイタルまで至りました。

シュミレーション教育を効果的なものにするには、フィードバックが欠かせませんが、うまく英語で表現できない人(私含め)については、衛藤先生が翻訳をしてくださって、英語が苦手な人にも有意義な研修になりました。

ハワイ大学からお越しいただいた先生方、業者さんを含めシュミレーションセンターの運営に携わってくださった方々、朝早くに関わらずご参加くださった麻酔科の先生方と学生の皆様に、感謝申し上げます。