医局員日記

ICAPS2024

新年明けましておめでとうございます。
すっかり医局員日記の記載がご無沙汰となってしまいました。
麻酔科の新年会や脊髄幹麻酔に関する、モデル人形を用いたハンズオンセミナーも開催されましたので追って記事にいたしますね。

さて、今回の内容は先日行われましたICAPS2024(International Conference on Anesthesia Patient Safety 2024:安全な麻酔のための国際会議2024)に関してです。
ICAPS2024とは、日米およびアジアの麻酔管理に関しての会議で、はじめて開催される会議でした。

なぜはじめての国際会議が日本開催なのかというと…実はアメリカの麻酔患者安全財団が昔から出している麻酔の安全管理の雑誌について、世界に先駆けて日本麻酔学会が日本語訳を発行したそうなのです。
その後様々な言語に翻訳されていき、いまは世界中に配信されています。
実は女子医大の麻酔科教授の長坂先生が委員長でした!

3日間にわたって様々な領域から、安全な麻酔に関わる講義が開催されました。

厚生労働省の方による医療政策のご説明から、外科医の先生の観点から安全に手術を行うにはどうしたら良いか、精神科医の先生による薬物使用者に関するご講義まで、幅広い観点から講演がありました。

もちろん麻酔科医の先生のご講義もあり、手術中の脳を含む神経機能についてや周術期の痛みの管理など…
麻酔科医自身のメンタルヘルスについての講義もあり、目から鱗でした。

驚いたのは、日英同時通訳のクオリティの高さです。私は英語の講義も多少内容を把握できますが、やはり日本語の講義の理解度には及びません。
でも、今回の会議は、耳に同時通訳のイヤホンをつけておけば、通訳さんがリアルタイムで通訳してくれました!
医学用語まできちんと通訳されていて感動しました。

先日は本当に有意義な会議に参加できました
長坂先生お疲れ様でした🍀