無痛(麻酔)分娩

東京女子医科大学病院の無痛(麻酔)分娩について

東京女子医科大学病院周産期医療チーム・麻酔科へようこそ。

東京女子医科大学病院では、併存症のない方から多くお持ちの方まで、幅広い妊婦さんが安心して赤ちゃんが迎えられるように、私ども麻酔科一同も周産期の麻酔の専門家としてお手伝いさせていただいております。

お産は経腟分娩と帝王切開による分娩があります。当院では、経腟分娩のうち約60%の妊婦さんが無痛(麻酔)分娩を選択され、その割合は年々増加傾向にあります。

無痛(麻酔)分娩の麻酔管理 は、私どもの麻酔科診療におけるの最も重要な分野の一つと考え、指針となる、声明:日本麻酔科学会から本学会会員に対する提言「日本麻酔科学会の考える望ましい無痛分娩のあり方」に則り、麻酔科医師による無痛(麻酔)分娩の診療をおこなっております。
既往症、合併症の有無にかかわらず、妊婦さんが安全に出産を終えて母児共に健やかに退院できるように、私たち麻酔科医も産婦人科、助産師・看護師、新生児科、小児科、そして併存症を診療している各科と協力し、周産期医療チームの一員として努力いたします。

当院は、東京都の総合周産期医療センターに指定されており、多くの妊婦さんの搬送を受け入れております。疾病をもつ患者さんとくに当院で小児期に先天性心疾患やその他手術を経験した小児が成人して妊娠し、周産期に心臓と産科の両部門を管理するため当院に戻って来られる患者さんも多くおられます。大学病院の特性を活かし、複数の疾患をお持ちのかたでも診療チームが一丸となり赤ちゃんをお迎えするための準備と出産のお手伝いをいたします。
患者さんにとって最善の医療の選択の答えはかならずしも一つではありません御質問のある妊婦さんあるいはそのご家族のかたは、産科の主治医の先生を通して麻酔科外来までご連絡いただければ幸いです。

東京女子医科大学の周産期医療チームは患者さん独自の状況にあわせた診療体制をつくっております。安全な産科麻酔の診療体制を保つため、今後も邁進してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。