臨床(麻酔科全般)

豊富な症例数

他に類を見ない3つの手術室フロア(中央病棟手術室、西病棟手術室、Hyper SCOT)、合計ベッド数26を背景として、当教室の年間麻酔管理症例は約8,000例にも上ります。これは全国でもトップクラスの症例数といえます。

しかもその内訳は、心臓血管手術症例(約1,000例)、消化器系手術(食道癌50、胃癌100、大腸癌100、肝臓癌300、膵臓癌100例以上)、脳外科手術(約700例)、生体腎移植(約150例)、呼吸器外科手術(約400例)と多岐に渡ります。

また、低心機能や腎不全といった重症合併症をお持ちの患者さんが多いため、入念な麻酔計画、堅実で臨機応変な周術期麻酔管理を学ぶ機会が必然的に増えることになります。

他では経験できない症例の数々

MRI・ナビゲーションシステムを備えたインテリジェント手術室における脳腫瘍手術やDa Vinciによるロボット支援下手術に代表されるように、東京女子医科大学病院は先進医療に積極的に取り組んでいる施設です。

生体腎移植、次世代型補助人工心臓エバハート植込み手術なども含めて、他の施設ではなかなか携わることの出来ない症例が数多くあります。

設備の充実

術中の鎮静度を測るBISモニタ、プロポフォール製剤のTCI (Target Controlled Infusion)投与を可能とするTCIポンプ、低侵襲血行動態モニタリングのためのフロートラックセンサー・ビジレオモニターは、全ての手術ベッドで備え付けてあります。
「他の部屋で使っているから、こっちで使えない」という事態は起こりえません。

また、中心静脈穿刺や末梢神経ブロックに用いるエコー機器も、2つの手術室フロアにそれぞれ数台ずつ常備してあります。

このように、新しいデバイスや次世代型デバイスの採用も頻繁であるため、麻酔科領域でのトレンドに乗り遅れることはありません。
こうした機器・設備の充実は、臨床だけでなく、教育、研究においても、私達の大きなサポートとなっています。

手術室に留まらず

手術室の中に留まらず、小児の日帰りレーザー治療やガンマナイフ治療、前立腺癌への放射線治療など、手術室外での麻酔管理を求められる機会が年々、増えています。
これら手術室外での臨床業務は、手術室での周術期管理とはまた違った側面から麻酔管理を学ぶ機会を与えてくれます。

後期研修の場として

麻酔管理を学ぶ上で症例経験数が全てとは言いませんが、学ぶ機会が多いに越したことはありません。
少なくとも当教室で後期研修を行う限り、経験数で他施設に劣ることはないと言えます。

またその内容に関しても、従来の外科手術から先進医療に至るまで、東京女子医科大学病院ならではの幅広い症例に関わることになります。
いわゆるハイリスク症例が多いことも含めて、数のみならずその質からも、麻酔科医として充実した研修が可能な施設です。

その一方、症例数が多いことはメリットであると同時に、日々の臨床に忙殺されて勉強や理解が追いつかない恐れもあります。
こうしたデメリットを補うべく当教室は、比較的恵まれた医局員数を生かして、臨床に、研究に、勉強に、医局員が少しでも時間を取れるように日々の業務シフトを組んでいます。

その一環として、いわゆるママさん医局員には、子育てと両立できるように勤務体制のバックアップを積極的に行っています。とはいえ、これを可能にしているのは当教室 医局員ひとりひとりの協力姿勢あってのことです。

学閥のない、闊達な雰囲気の医局ですから、多くの先生方に気に入っていただける環境だと思っています。
標榜医取得、専門医取得、学位取得など、それぞれの目標に合わせた支援を行い、各人のキャリア形成を全面的に応援しています。

医局員数

医局員(院内・院外) 94名
非常勤講師 36名
研究生 22名
同門会員 234名

※2020年9月現在